平成26年 仙台広告業協会 賀詞交歓会開催

1月7日(火)ホテルメトロポリタン仙台において仙台広告業協会主催の恒例・新春賀詞交歓会が開催された。ご来賓として、守本 憲弘東北経済産業局長様、藤﨑 三郎助仙台広告協会長様、仙台市経済局様、仙台商工会議所様をお招きし、会員社、賛助会員社を含め192名が参加して盛大に執り行われました。

 

平成26年のスローガンは広告の力で東北を元気に!!

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立礼で三役がお迎え

立礼で三役がお迎え

主催者、ご来賓、賛助会員社のご挨拶の後、河北新報社取締役広告担当中山晴久氏による乾杯の音頭で祝宴がスタート。

 

新年によせて挨拶をする、沼澤理事長

新年によせて挨拶をする、沼澤理事長

皆様、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

さて、今年度これまでの当協会の活動を振り返ってみます。
従来実施して参りました「仙台クリエーター・オブ・ザ・イヤー」を、本年度は視点を変えて、中学生・高校生・大学生などの若い世代に広告の魅力を伝え、興味関心を醸成すると共に、将来的に広告業界の活性化につなげる事を狙いとした新たな活動にシフトしました。
これは、本会の運営方針であります「広告コミュニケーションを通して地域に貢献する」を具現化する一つのチャレンジであります。
「広告の楽しさを伝えよう」を目的に新聞広告を展開中であり、直に若い世代と触れ合いながらコミュニケーションを図る事を目的とした「出前講座」も各教育機関と交渉しております。
また、昨年6月第一回目の研修プログラムを実施致しました。テーマは「売れるネット広告」です。昨今取り立たされるウェブをコンタクトポイントとする仕組みや方法を具体的に解説する趣旨で開催しました。結果、若いアドマンを中心に100名を越える方々にご参加いただきました。第2回目は2月開催を予定しております。タイムリーなテーマに今後も取り組んで参りたいと思います。
東北楽天ゴールデンイーグルスの日本シリーズ制覇と東北福祉大の松山選手のプロ転向と賞金王獲得、年末にはフィギュアスケートの羽生選手のソチオリンピック出場決定など、華々しい話題でいっぱいでした。
中でも、楽天の優勝パレードの沿線のいたるところで交わされた「ありがとう」のエールの交換はきっと、東日本大震災から約3年経過する今も、被災地で不自由な生活を余儀なくされている方々始め多くの生活者の心の糧となることと思います。
そして、「復興五輪」とも呼ばれる「2020年オリンピック東京大会」開催が決定しました。
サッカーの予選がこの宮城県で開催されます。
ご存じの通り、2015年に向けた大型プロジェクトが急ピッチで進んでいます。この視点をもうチョット先に転じ、2020年を見据えては如何でしょう?まだまだ、いろんな仕掛けを持ち掛けたり、民間・行政其々から新たな活動が提示される事を期待をするものです。
その時、私共広告業界が微力ながらお手伝いをさせていただける機会も出てくるのではと推察します。それらを通して、震災復興の加速化・地域経済の活性化・広告業界の拡大に一層貢献して参りたいと思います。
その為にも、行政各位様からのご指導や、広告主の皆様・会員各社並びに賛助会員各社様にはこれまで以上のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

最後になりますが、今年一年皆様にとって良き年になりますよう心から祈念致しまして年頭の挨拶とさせていただきます。有難うございました。

 

東北経済産業局長守本 憲弘氏

東北経済産業局長守本 憲弘氏

ご来賓の東北経済産業局長 守本 憲弘氏からの挨拶。

東北は震災の復旧・復興という課題があるが、産業の分野からみて復旧についてかなり進んできているとみており、これから更に一歩踏み出すのが重要と考えている。市場の販路拡大・雇用対策・人手不足の問題など、東北地域全体で競争力を高めていきたい。東北の資産は文化・食・祭などいろいろあるが、地域資源を活かし世界に向けて打ち出していくことが重要な課題として掲げたい。そして、東北地域を世界に誇れるブランドにしていきたいと考えている。
東北の企業は、せっかくの資産を活かしきれていないように感じられるところがあり、広告業界の方々に望むことは、それを牽引していただき、どう表現すべきか、是非ともやっていただきたい。さらに、クリエイターオブザイヤーなど、若い人たちに表現の魅力を伝えていくことは重要なことであり、自分たちも応援していきたい。

 

仙台広告協会藤﨑三郎助会長

仙台広告協会藤﨑三郎助会長

仙台広告協会 藤﨑三郎助会長からは、球団創設9年目にして日本一に輝いた楽天イーグルスの優勝で、2013年は東北・仙台にとって素晴らしい1年であった。震災後、まもなく3年を迎えるが、楽天の優勝はみなさんを勇気づける素晴らしいプレゼントであり、21万人を動員した優勝パレードは、「おめでとう」ではなく「ありがとう」という気持ちが素直に表現できた、輝かしいパレードだった。また、終わった後の整然とした状況からも、東北人の気概を見せられた素晴らしいパレードだったと感じている。今年は、2月にソチ・オリンピック、6月はブラジルでワールドカップが開催されるスポーツイヤー。さらに、仙台は野球・サッカー・バスケットのプロチームがあるが、スポーツと広告は関係性があり、スローガンにある「広告の力で東北を元気に!!」は、まさに結びついていると考える。来年2015年は地下鉄東西線の開業、仙台市が進める「世界防災会議」も控えており、仙台がますます元気になるよう念願している。まさに今年の「午年」に因み、一歩一歩・馬のごとく着実に進めていきたいと考える。とのご挨拶を頂戴した。

エフエム仙台 代表取締役社長 西川 守氏

エフエム仙台 代表取締役社長 西川 守氏

 賛助会員代表 エフエム仙台 西川守代表取締役社長からは、今年の仙台初売りは大変活気があり、全体として大変いいスタートがきれた事を皆様とともに喜んでいる。一方で、メディアの立場から、ラジオ分野について先行き・見通しについて、ひとつの「危機」にあるという言葉を用い、「危機」という言葉は「危」ない中に「機」会=チャンスがある、という解釈ができる。「ピンチをチャンスに変える」べく、これから、自分たちで知恵を出し・汗をかき、皆様の力添えをいただきながら事業を進めていきたい。

乾杯のご挨拶は、河北新報社・中山氏

乾杯のご挨拶は、河北新報社・中山氏

続いて、乾杯のご発声を中山晴久河北新報社取締役広告担当に執っていただき賀詞交歓会の幕を開けた。

ビンゴ大会の抽選

ビンゴ大会の抽選

恒例のビンゴ大会で1番目のビンゴをひいた沼澤理事長

歓談に続いて行われたビンゴゲームのアトラクションでは、沼澤理事長が1番目のビンゴを引き当てるという驚きの結果に。

最後に、当協会 石田武彦副理事長より、中締めの挨拶。

2014年、アベノミクスのおかげで景気が上向いてきたこのタイミングにおいて、いよいよ我々広告業の出番がきた。ここで見直さなければならないのは、自分たちは何のために広告業を生業としているのか。それは、地方を元気にすること。地方を元気にしなければ、この国に未来は無いと考える。自分たちが地域経済の中で「文化」「伝統」「慣習」、そういうものに新しい息吹を与えていくこと。同時に、経済の活性化に向け、考えていきたいのは原点復帰。それは「温故知新」。古いものを温め、新しいものを知ること。原点に還り、新しい息吹を感じること・新しいものを進化させることです。情報多様化の時代。色々なものを勉強し、自分たちにとって何が大切なのか、2014年もう一度見直しましょう。そして、ここに集まる93社の皆さんで立ち上がり、取り組んで行こう。との言葉で三本締めを行った。

石田武彦副理事長

石田武彦副理事長