平成26年度 第1回研修会開催
平成26年9月12日(金)14:00~
せんだいメディアテーク 7F スタジオアクター
講師:電通東日本 本社クリエィティブ室所属 コピーライター 勝浦雅彦氏
去る9月12日(金)仙台広告業協会 平成26年度第1回研修会を「せんだいメディアテーク」にて開催した。
研修テーマは「心を動かすクリエィティブが社会を変えた!」と題し、講師には電通東日本 本社クリエィティブ室所属/コピーライター・CMプランナーの勝浦雅彦氏を招き、氏がこれまでに取り組んできたCMやグラフィックはもとより、高校生と福岡主要新聞社とのコラボレーション「福岡新聞学校プロジェクト」や電通九州時代の2009年のクリエイターオブザイヤーメダリスト受賞事例はじめ、数多くの賞を受賞された経緯を題材に語っていただいた。
はじめに、研修会に先立ち、仙台広告業協会・沼澤理事長よりご挨拶いただく。2013年から協会全体の取り組みとして、若手育成の直接的サポートにつなげられる活動として、昨年は「ウェブをつかったプロモーション施策」や「タレントコミュニケーション」を題材に、情報を共有してきた。今年の第1回は「広告コミュニケーションで社会を動かす」といった、もっとも世の中から求められている革新的なテーマとして、本日の講師・勝浦氏に語っていただくことになった。本日の参加者は、この講演内容を「自分事化」し、あるいは「共有」し、将来のノウハウやスキルがもっともっと高まることを祈念する、と挨拶。
続いて、講演に入り、勝浦氏の自己紹介とともに、電通九州至るまでの経緯、電通九州時代の取り組み、2009年のクリエイターオブザイヤーメダリスト受賞に至るまでの具体的な流れと作品事例等を語っていただいた。
大学時代は、「新聞記者」を志すも、「電通クリエィティブ塾」に出会い、クリエィティブの世界に進むことになる。しかし、電通に入社を果たすも「営業」に配属に。その後、社内で直談判し、クリエイティブへと進むべく、電通九州に入ることに。
電通九州時代
自分の強みとして営業経験を活かし、「新規のスポンサーをとる。」という目標を掲げ、取り組む。
「社会派」と呼ばれるようになったきっかけの人権啓発センターの仕事。
高校生と福岡主要新聞社とのコラボレーション。社内コンペで獲得。
「未来は、今」。 質庫ぜに屋本店の続編として制作。
◆質庫ぜに屋本店CM-広告賞受賞
長年の夢だったサントリーの仕事
講演の最後、勝浦氏からは、仕事に取り組む姿勢として、いくつかのポイントを挙げていただいた。
●「営業を巻き込む。」:変なセクショナリズムを撤廃すべき。
●「お客さんを巻き込む。」:お客さんと仲良くなった方がいい。
●「世の中を巻き込む。」:今、何が求められているは、冷静に読む。
●「地域を巻き込む。」:宝物は、近くに眠っている。
●「世界を巻き込む。」:つくるものと世界の接点をみる。
●大前提として「つきぬけたものをつくる。」
最後のメッセージとして「この旅の途中で、皆さんと素晴らしい仕事ができますことを。」という言葉をいただき、研修会を締める。
会場には会員、賛助会員計117名が集まり、有意義な90分の研修会を終了した。